ダイヤモンドリリー(ネリネ)の植え替え

日曜日、天気が良かったのでダイヤモンドリリーの植え替え作業を行いました。

ネリネは葉が枯れて休眠に入る5.6月頃に植え替えをします。

一度植えると数年は植え替えの必要がない、比較的手のかからない植物です。

現在育てている球根は植え付けてまだ1~2年程度のものが多く、まだ植え替えの必要がないものがほとんどです。

今回一斉に植え替えをするのは横山園芸さんがオススメしていたベラボンに一新するためです。

植え替えの際に分球した株を分けて植え替える方法もありますが、1つの鉢にぎゅうぎゅうに詰まった球根が見たいので、自然に分かれた球根以外は株分けせずに植え付けていきます。

※サイトや園芸家によって若干書いてあることが違うので、いいなと思ったものをピックアップして合体させています。

絶対このやり方が良いというわけではないので、話半分程度に見てください。

ベラボン

ベラボンとは本来水を吸わないヤシの実を特殊な技術で加工し、水を吸って膨張、排出して収縮するようにした園芸用土です。

排水性、保水性、通気性にすぐれているので、様々な植物に使用できます。

他の培養土に比べ重量が軽く、鉢植えだけでなく、ハンギングにもオススメです。

一般的な用土に比べて割高ではありますが、多くの植物にとって、理想的な環境を構築してくれるので、興味のある方は一度お試しください。

鉢から引き抜いたダイリリ。

鉢の形に沿ってビッシリと根が張っています。

根は植物にとって最も大切な器官なので、これだけしっかり根が張っていると安心します。

全株の植え替えが完了しました。

これで少なくとも3年間は植え替えをしないで生育します。

ストレスを与えた方が子孫を残そうとして花が付きやすくなるそうなので、小さめの鉢に植え付けます。

枯れた葉を処理して、汚れも落としたのでスッキリした見た目になりました。

この後は、完全に葉が枯れたものから順に雨の当たらない場所に移動します。

9月の休眠明けまでごくたまに少量の水を与えて完全に乾燥させないように管理します。

葉が茂っていたり汚れていたりで気づきませんでしたが、改めて見るとふっくらと立派な球根に生長してくれていました。

花を育てている以上は、開花を見るのが一番の目的ではありますが、こういった多年生植物の場合、健康的な株を見るもの楽しみの一つです。

ダイヤモンドリリーについて

ダイヤモンドリリーは正式名をネリネと言い、南アフリカを原産とするヒガンバナ科の球根植物です。
さる日本人がネリネを国内で普及させようとユリの花のような見た目とキラキラ光って見える花弁になぞらえて、ダイヤモンドリリーと名付けたと言われています。
ネリネにはサルニエンシス系、ボーデニー系、ウンデュラータ系などがあり、ダイヤモンドリリーと呼ばれるのはサルニエンシス系です。
現在育てているのもほとんどがサルニエンシス系で、一部ウンデュラータ系が混じっている感じです。
ダイヤモンドリリーが欲しい方は、購入する際に「ダイヤモンドリリー」や「キラキラ光る花弁」や「サルニエンシス系」などと書かれているものを選ぶようにしましょう。