和泉式部の墓

伊丹市の閑静な住宅街の一角に和泉式部の墓と伝えられる五輪塔の一部が存在します。

五輪塔は平安時代ごろから建てられ始めたお墓の一種で、5つのパーツを重ねて一つのお墓となります。

当初は身分が高い人のためのお墓であったため、和泉式部も身分が高い人物だったと思われます。

現在5つの内の3つが残っていて、もしすべて揃っていたら225cmの巨大な五輪塔であったとされています。

この五輪塔は伊丹市の指定文化財にもなっており、後世に歴史を残す貴重な建造物です。

和泉式部

和泉式部は平安時代を生きた女性歌人で、百人一首に歌が選ばれていることでも知られます

一条天皇の妻、藤原彰子(あきこ)の女房(=宮中や貴族の屋敷に仕える女性)としてあの紫式部と共に勤めていました。

現在、紫式部が主人公の大河ドラマ「光る君へ」が放送中なので、そのうち和泉式部も登場するのでしょうか。