伊丹市昆虫館

伊丹市昆虫館は、昆陽池公園の敷地内にある、昆虫を中心に扱っている博物館です。

館内では様々な生きた昆虫を観察出来たり、約1000匹の蝶が舞うチョウ温室など見所満載です。

また普段見る事の出来ない海外の昆虫の標本なども展示されています。

さらには羽化したばかりの蝶を放す「放チョウ体験」や昆虫館の外に出ての様々なイベントも催しており大人も子供も楽しめる博物館です。

伊丹市昆虫館はアクセスのしやすさが魅力。

自転車でのアクセスはもちろん、バイクで訪れる事も可能です。

151台の車が駐車可能の立体駐車場もあり、公園のすぐ隣にバスも停まるので、様々な交通手段で訪れることが出来ます。

駐車場は国道171号線の昆陽交差点を北に上がったらございます。

約600メートルの散歩道、「ふるさと小径」を進んだ先に伊丹市昆虫館はあります。

ふるさと小径では豊かな木々や野鳥、昆虫を見ることが出来、たどり着くまでの道中も楽しみの一つです。

伊丹市昆虫館

多くの木々に囲まれた佇まいは正に自然の博物館です。

館内入り口手前では巨大なキアゲハのモニュメントが出迎えてくれます。

伊丹市昆虫館の入館料は大人400円、中高生200円、3歳~小学生100円、0~2歳は無料です。

とてもリーズナブルに利用出来、価格面で訪れやすいのも魅力です。

ビッグ・ビー

昆虫館に入館してまず目に止まるのが巨大なミツバチのオブジェ。

「ビッグ・ビー」という名前のこちらのオブジェは実際のミツバチの約200倍のサイズがあり、からだの作りが分かるくらい細かく作られているそうです。

後ろの台に設置されたハンドルで右に左に操作できます。

生態展示室

チョウ温室手前のショーケースには、常時様々な昆虫が展示されています。

この日はカブトやクワガタナナフシやゾウムシなど、陸の昆虫が展示されていました。

本当はタガメやタイコウチなどの水生昆虫が見たかったのですが、タイミングや昆虫自身のコンディションなどによっては展示できないようです。

また次回来た時に見れたらいいと思います。

全ての男子のロマン、「ヘラクレスオオカブト」

日本のカブトムシも風情があっていいですが、このカッコイイとしか言いようがないフォルムには憧れを抱かざるを得ません。

名前、見た目共にカッコイイ「ギラファノコギリクワガタ」

最近メキメキと知名度及び人気を獲得しているギラファ。

ヘラクレスオオカブトのライバルになることは必至です。

世界一硬い虫と言われるクロカタゾウムシ。

硬すぎるがゆえに昆虫標本用の針が通らないそうです。

チョウ温室

昆虫館に来たら必ず訪れてほしいのが「チョウ温室」

チョウ温室では常時約14種類1000匹の蝶がを見ることが出来、無数の蝶々が木々が生い茂る空間を優雅に舞う光景は圧巻の一言に尽きます。

まるで異世界に迷い込んだかのような神秘的で幻想的な光景が広がっています。

チョウ温室では室内が蝶で溢れ返ってしまわないよう、温室内に産卵した卵を毎日確認、回収しているそうです

蝶の幼虫はそれぞれ餌とする植物の葉(食草)が決まっていて、蝶はその植物に産卵します。

室内にその植物を2株ずつほど置いておき、毎日確認して、産卵していれば回収しています。

回収した卵は全て職員さんたちの手によって飼育管理され、羽化した蝶を温室内に放っています。

チョウ温室の美しい光景は、職員さん達の徹底した管理の元成り立っています。

タイミングが合えば羽化した蝶を、お客さんが温室内に話すことが出来る「放チョウ体験」に参加することが出来ます。

学習室

学習室には昆虫をはじめとした生き物の本が多数並べられています。

子供でも読みやすい写真中心のものから本格的なものまで種類は様々。

学習机も用意されているので、しっかりと知識を得ることが出来ます。

部屋の一角には蝶の幼虫やサナギ、羽化直前の蝶も展示されています。

HEDGEの工房裏の庭に植えてあるサンショウの木にもナミアゲハの幼虫がいます。

屋外にいるので危険も多いと思いますが、昆虫館の蝶たちのように立派に育ち切ってくれることを願います。

他にもカメとアカハライモリも飼育されていました。

オオゴマダラのサナギ

とてもサナギとは思えない金ピカのサナギです。

黄金に輝くとはまさにこのことで、今まで見たものの中で一番金色でした。

ゴキブリ触れ合いコーナー

学習室ではなんとゴキブリと触れ合うことが出来ます。

ゴキブリと言っても家ゴキブリではなくヤエヤマオオゴキブリと言う種類だそうです。

家ゴキブリと違い、おとなしい性格で枯れた木を餌とするため汚くもありません。

昆虫館の魅力を伝える以上触らない手はないので、絶対触ってやるという覚悟でしたが、この日は団体のお客さんが来館していたため、触れ合いは中止でした。

デリケートな生き物だそうで、一度に大勢の人が触ってしまうとすぐに死んでしまうそうです。

この日は職員さん立ち合いの元、特別に姿だけ見せてもらいました。

まとめ

昆虫は普段生活していればどこにでもいるものですが、あまり関わることがありません。

伊丹市昆虫館ではそんな昆虫を近くで感じ、学ぶ事が出来る博物館です。

今回紹介したもの以外にも珍しい昆虫の標本や、哺乳類や鳥類の剥製が飾ってあったり、映像ホールでの上映会など見所が沢山あります。

リーズナブルでアクセスも容易なので、是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。

伊丹市昆虫館詳細

ウェブサイト:https://www.itakon.com/

住所:〒664-0015 伊丹市昆陽池3-1昆陽池公園内

営業時間:営業時間:9:30~16:30(入館16時まで)

入館料:料金:大人400円、中高生200円、3歳~小学生100円、0~2歳児:無料