赤胴車のある広場 -家族で楽しむレトロ体験!-
西宮市高須町の広場には、実際に阪神電車で運行されていた赤胴車(あかどうしゃ)が展示されています。
1958年にデビューし、クリーム色と赤色の伝統的なツートンカラーが特徴のこの電車は、人気漫画キャラクター「赤胴鈴之助」にちなんで名付けられました。
赤胴車は長年にわたり武庫川線で活躍し、多くの鉄道ファンに愛されました。
目次
引退後も愛される赤胴車
展示されている赤胴車は、もともと阪神電車の特急・急行系車両をベースに改造され、武庫川線で長年にわたり多くの乗客を運んできた車両です。
クリーム色と鮮やかな赤色のツートンカラーが特徴で、1958年のデビュー以来、その美しい配色で多くの人々に親しまれてきました。
2020年6月に同線の車両更新が実施されたことで、惜しまれつつも赤胴車は引退することになりましたが、今もその姿は訪れる人々に懐かしさと感動を与え続けています。
地域の足として愛された赤胴車
高須町周辺の地域住民にとって、この赤胴車は日々の移動に欠かせない存在でした。
高須町の最寄り駅は阪神電車武庫川線しかなく、赤胴車は、長年にわたり多くの人々の生活を支えてきた車両です。
そんな赤胴車が引退後も地域に根付き、展示という形で残されていることは、多くの人々にとって感慨深い出来事です。
赤胴車が展示されている限り、地域の歴史や人々の記憶が語り継がれていく事でしょう。
引退後も活躍する赤胴車
引退後は展示物としてだけでなく、地域のために別の形で利用されています。
赤胴車は事前に予約をすれば、車内を集会所として利用することが可能です。
地域住民の集まりやイベントの場として、車両としての役目を終えた今もなお、地域に貢献し続けています。
色んな鑑賞ポイントで楽しむ赤胴車
赤胴車は、広場内のさまざまなポイントからその美しい姿を楽しむことができます。
近くで見れば細部のディテールが、遠くから見れば全体のフォルムが際立ち、どの角度からも違った魅力を感じることができます。
お気に入りの鑑賞ポイントを見つけて、赤胴車の多彩な表情を堪能してください。
全体像を楽しむ
広場内の小高い丘には、整備された石のベンチがあり、そこから赤胴車の全体像を楽しむことができます。
少し離れた位置から眺めることで、赤胴車の美しいツートンカラーや全体のバランスをじっくりと堪能できます。
迫力満点!間近で楽しむ赤胴車
赤胴車はすぐ近くまで近づいて、そのディテールを間近で楽しむことができます。
車両の周りは駅のホーム風にデザインされており、実際に列車が到着したかのような臨場感を味わえます。
近くで見る事で、赤胴車の迫力や細部の美しさをより一層感じることができます。
大迫力を楽しむ正面からの赤胴車
正面から見る赤胴車は、堂々とした姿が楽しめる迫力満点のポイントです。
まるで今にも迫って来そうな迫力が味わえます。
行き先表示器と駅名看板に注目
赤胴車の行き先表示器や駅名看板にも、細かなこだわりが隠されています。
本来の行き先である『武庫川団地前』が、展示では『武庫川団地』となっており、わずかな違いに気づいた時の発見の喜びがあります。
また、駅名看板には次の駅として『メルカードむこがわ』と表示されています。
メルカード武庫川は、武庫川団地の中心にある商業施設で、地域の生活と密接に関わっています。
こうした細部のこだわりが、赤胴車と地域との深いつながりを感じさせます。
メルカードむこがわ
メルカード武庫川は、武庫川団地の中心に位置する商業施設です。
『メルカード』とは日本語で『市場』を意味するスペイン語です。
施設内にはスーパー、飲食店、美容室などがあり、日常のさまざまな用事やサービスをこの場所で一度に済ませることができます。
赤胴車と地域が織りなす、心温まる体験を
赤胴車のある広場は、地域の人々にとって大切な存在だった赤胴車を思う存分眺めることが出来る特別な場所です。
さまざまな角度からの鑑賞や、今なお地域に貢献する姿を感じることで、改めて赤胴車の魅力を再確認できます。
ぜひ、家族や友人と一緒に訪れてみてください。