公園に彼岸花が群生していました
公園を散歩していたら群生している彼岸花を見つけました。
彼岸花は秋のお彼岸の時期になるといつの間にか開花していてお彼岸を知らせてくれる秋の風物詩です。
秋のお彼岸の時期になると色んなところで見かける彼岸花ですが、田んぼの畦道や道路の近くに咲いていることが多く、中々ゆっくり撮影できないので、今回公園で見つけられてよかったです。
彼岸花はハッキリした赤色が特徴で群生でも単体でもとてもキレイな花ですが、不吉なイメージがあったり、怖い意味が込められている不遇な花です。
そういったイメージが付いた理由は色々あるみたいですが、例えばお墓の周りによく自生しているとか、毒があるなどがよく挙げられますが、大体は人自身が招いたことであったり、他の植物にも共通している部分だったりします。
お墓の周りに咲いているというのも、日本の彼岸花は種を作れないので、人の手が及ばない所には自生しないといわれています。
昔の日本は土葬が行われていたので、遺体を獣に食い荒らされないよう、毒のある彼岸花を植えて獣除けに使っていたそうです。
なので人が故意に植えたものを人が不気味がっている図式です。
毒があるというもの、確かに彼岸花には体内に入るとすると下痢や吐き気を引き起こし、重症化すると最悪の場合死に至る毒を保有していますが、毒に関しては彼岸花に限った話ではなく多くの球根植物をはじめ、様々な植物が持っています。
有名な所で言うと、アネモネ、スズラン、エンジェルトランぺットがあり、春の花を代表するチューリップでさえ強力な毒を保有しています。
実は彼岸花は園芸に興味を持つきっかけになった花で10年ほど前にその鮮烈な赤色に惹かれたのを覚えています。
そこからラナンキュラスやネリネなど色んな花を育てるようになりました。
キレイな花は沢山ありますが毎年彼岸花を見ると、他の花を見た時とは一味違った情緒を思い起こされます。
キレイな花姿が魅力の彼岸花。まだまだマイナスなイメージが付いて回りますが、あまり気にせず純粋に花を楽しんだ方が、どちらにとってもいいことだと思います。