西宮市貝類館

西宮市貝類館は人工島である西宮浜に建てられた施設です。

貝類館とあるように、特に貝類に重点を置いた資料が大量に展示されています。

館内のほとんどのスペースは貝に関する資料が所狭しと並んでいて、それぞれの海域ごとの貝や陸の貝、貝の進化の歴史などなど貝に関する事を幅広く知ることが出来ます。

入ってすぐ、入り口正面には壁に丁寧に並べられた多種多様な貝殻と、大量に敷き詰められた貝殻が出迎えてくれます。

一際目を引くのが中央に置かれた大きなシャコガイの貝殻。

シャコガイと言えば手塚治虫の漫画、ブラックジャックに登場した貝というのをよく覚えています。
漁に出た男の子が誤ってシャコガイの殻に挟まれてあわやという話でした。

シャコガイの殻を生で見たのは初めてですが、これに挟まれたらひとたまりもないのも頷けます。

水が張られた水槽にはカニやヤドカリなどの水生生物が展示されています。

貝類とは違いますが、西宮の施設ということで、西宮の海辺に生息している生き物が飼育されています。

館内中央付近に設置された複数のケージでは、西宮をはじめとした国内のカタツムリを見ることが出来ます。

ナメクジは日頃から嫌ほど目にしていますが、カタツムリはあまり見かける事はないので、これも貴重な経験です。

中庭には海洋冒険家の堀江謙一さんが1978年から4年かけて地球を縦まわり一周した際に使用したヨットが展示されています。

貝を加工して作られた装飾品や道具が展示されています。

クバ族という部族が作った作った帯や、日本人にとって親しみのあるほら貝などが展示されていて、人と貝との深い関わりが伺えます。

貝類館に入館すると記念に貝が貰えます。

せっかくなのでマクロ撮影。

肉眼で見ても十分に美しい貝ですが、拡大するとまた違った美しさがあります。

貝類館は貝に関する事が詳しく学べ、なおかつ楽しく知識を深める事が出来る施設です。

貝に興味がある人はもちろんの事、あまり興味がない人でも行けばきっと関心が高まります。
子供も大人も充実した時間を過ごせますので、家族で訪れるのも良いですね。

西宮市貝類館詳細

ホームページhttps://www.nishi.or.jp/bunka/bunka/kairuikan/index.html

住所:〒662-0934 西宮市西宮浜4-13-4

電話番号:0798-33-4888

開館日時:10時~17時(入館は16時半まで)
休館日:水曜

入館料:一般(高校生以上):200円
小・中学生:100円
幼児:無料

駐車場:有(3台)