手塚治虫記念館

宝塚にある「手塚治虫記念館」に行ってきました。手塚治虫記念館は一年中やっているのですが、今の期間は第81回企画展「CAPCOM VS. 手塚治虫 CHARACTERS」を開催しています。子供のころ両方の作品をたくさん見て育った身としては、これは是非行かねばと思い、先日行ってきました。

手塚治虫記念館の前では巨大な火の鳥の像が。宝塚の地理に詳しくなくてもこれがあれば一目で手塚治虫記念館の場所が分かります。

中に入るとリボンの騎士のヒロイン「サファイア」が来館者を出迎えてくれます。残念ながらコラボ展のフロアは撮影が禁止だったので、写真は残せませんでしたが、なんとかコラボポスターは撮影出来ました。
フロア内にはカプコンの「ロックマン」「モンスターハンター」「ストリートファイター」、手塚治虫の「鉄腕アトム」「ブラックジャック」など双方のイラストや解説がたくさん展示されていました。
今はゲームやアニメに触れることは少なくなりましたが、展示を見ていると懐かしい記憶がたくさん蘇ってきます。
3、4歳の頃はVHSで鉄腕アトムを、小学生の頃は「ストリートファイター」、「ブラックジャック」、「ブッダ」中学高校では「モンスターハンター」、「トロンとコブン」など各年代でそれぞれの作品に触れてきました。コラボ展は割と早く見終わったのですが、せっかく来たので他の展示物も見てきました。

地下一階、G階と呼ばれているグランドフロアにはジオラマで再現された、こども時代に手塚治虫が過ごした当時の宝塚を見ることが出来ます。奥にはパソコンを使って手塚治虫のキャラクターに色を付けたり、アニメーションを製作して楽しめる「アニメ工房」があります。
さらにその奥に手塚治虫の作業部屋を模したスペースがあり、そこに座っている手塚治虫の人形は定期的にこちらを振り向くようになっています。係員さんがあと10分ほどで人形が動く時間だと教えてくれたので、待っている間パソコンを使って色塗りをしてみました。

ピノコの代表ポーズ「アッチョンブリケ」

選んだキャラクターはブラックジャックに登場する女の子「ピノコ」です。ブラックジャックは手塚作品の中で一番好きな作品で、今でもコミック全巻持っています。色付けしたキャラクターはアニメーションになって自分が付けた色のまま動いてくれます。

時間が来ると後ろのモニターにアニメーションが流れて向こうを向いていた手塚治虫人形がゆっくりこちらに振り返ってきました。振り返るペースは数十分に一回で振り返っている時間は2、3分くらいでした。いつでも見れるものではないので、今回見る事が出来てよかったです。

アニメ工房入口手前のモニターにはアトムやウランちゃんなど数体のキャラクターが順番に映し出されます。このモニターの前に立つと、キャラクターが自分と同じポーズをとってくれます。さらに上に表示されているポーズをとると各キャラクターたちのオリジナルの演出が始まるようです。

今回カメラを構えているポーズがたまたまウランちゃんとプルートゥのポーズと合致したので二人の演出を見ることが出来ました。

ここは常設の展示スペースで通路には火の鳥に登場するカプセルをイメージしたケースが並んでいて、手塚治虫の仕事道具や作品の資料が収納されています。
反対の壁一面には手塚治虫の生まれたときから亡くなるまでの一生に起きた出来事や手がけた仕事、描いたマンガなどがとても詳しく年表となって記されています。

常設展示スペースの奥にはシアタールームが設けられています。スクリーン横にはアトム、そして天井にはびっしりと手塚作品のキャラクターが描かれています。
ここでは宝塚が舞台の、手塚治虫がモデルになっている少年の物語など三作品と実験アニメーションというものが、月替わりで上映されます。

帰り道、手塚治虫記念館を堪能した後、宝塚大橋を渡っていると足元にジャングル大帝やアトムが描かれていました。