とんど焼き

とんど焼きは主に小正月の14、15日あたりに行われる火祭りです。

とんど焼きとは竹などの木材を主に使用して円錐状に積み上げていき、お正月飾りの縁起物を一緒に焼くことにより、正月にお越しいただいた年神さまをお送りするための儀式で、その際に五穀豊穣や無病息災も同時に祈願されます。

HEDGE武庫之荘店から歩いて数分の所にある、尼崎市の守部神社でも毎年とんど焼きが行われています。

守部素盞嗚神社

守部神社は正式名を守部素盞嗚神社(モリベスサノオジンジャ)と言い、名前にある通り厄払いの神様であるスサノオノミコトを主祭神として祭っています。

明治四十年には猿田彦神社と八幡神社が合祀され、猿田彦命(サルタヒコノミコト)と応神天皇が相殿神として祭られています。

他にも学問の神様として有名な菅原道真、天児屋命(アメノコヤネノミコト)、加具槌命(カグツチノミコト)も共に祭られています。

日中に着火されることが多い中、守部神社では夕方の6時ごろと暗い時間にとんどに火が付けられます。

辺りが暗いと炎の存在感が際立つので守部のとんどは迫力抜群です。

普段これほど大きな火が燃える光景は中々見る事がありませんので、この日は神社に多くの方が見物に来られます。

地元の消防団の方が激しく燃える炎をものともせず、均一に燃えるよう調整してくれます。

またとんどの火で餅を食べると一年間無病息災で過ごせると言われていることから、とんどで出た炭で餅を焼いて食べる光景が見られます。

この炭も消防団の方がそれぞれの場所に運んでくれます。