尼崎えびす神社の十日戎|地元の神社で商売繁盛をお祈り
十日戎とは、1月9日から11日にかけて行われる、商売繁盛を祈願して行われる例祭の一つです。
それぞれ9日を「宵戎」、10日を「本戎」、11日を「残り福」と呼び、この3日間の間にえびす神が祀られている、神社にお参りをし、その年の商売繁盛のご利益を授かります。
目次
尼崎えびす神社
えびす神社と言えば、西宮や大阪、京都などが有名ですが、HEDGEの地元尼崎にもえびす様が祀られている神社があります。
それが尼崎市神田中通にある「尼崎えびす神社」です。
名前にある通り、ご祭神の一柱にえびす様を祀るこの神社は、地元では「尼のえべっさん」として親しまれています。
HEDGEではその年の商売繁盛を祈願して、毎年必ず十日戎の期間に尼崎えびす神社へ参拝しています。
尼崎えびす神社の名物「大鳥居」
尼崎えびす神社のシンボルともいえる巨大な大鳥居。
鳥居をくぐる事には、穢れを払う意味があると言われています。
これだけ巨大な鳥居をくぐれば、穢れをさっぱり払ってくれそうです。
賑わいを感じる、拝殿までの道のり
拝殿までの道のりは毎年多くの参拝客で行列が出来ています。
ただ今年は初日の宵戎だからか、それともとても寒い日だったからなのか分かりませんが、例年より参拝客の数が少なめで、比較的スムーズに進むことが出来ました。
道中にはベビーカステラやイカ焼きなどの様々な食べ物の屋台や輪投げや射的などの遊べる屋台がたくさん並んでおり、お子さんと一緒に訪れても、子供が退屈せずに過ごせる点も魅力です。
昨年の縁起物をお返しする、「古いお守り納め所」
拝殿に続く道の途中には「古いお守り納め所」が設置されており、ここに昨年購入した縁起物をお返しします。
そして参拝後、新たな縁起物を持ち帰り、新たな気持ちで1年間仕事します。
拝殿で1年の商売繁盛を祈願
行列を少しずつ進み、無事拝殿に到着しました。
今年一年のHEDGE(革工房おおがき)の繁栄を祈願してまいりました。
横幅が広くとられているので、3.4人ほどが同時に参拝出来ます。
福笹を手に、巫女さんに商売繁盛を祈願してもらいます
参拝を終えた後は、拝殿の隣で販売されている福笹を購入します。
福笹には商売繁盛のほか、家内安全、開運招福など多くのご利益があるとされます。
購入時に、尼崎えびす神社の巫女さんにお祈りしてもらい、一層のご利益を頂戴します。
福が身に付く、招福大マグロ
尼崎えびす神社の十日戎最大の目玉がこの「招福大マグロ」。
毎年、尼崎の企業をはじめとした近隣の企業の寄付により奉納される大マグロは、訪れる人々に大きなインパクトを与えます。
今年奉納されたのは、全長150cm重さ150kgの巨大なマグロ。
その存在感に訪れた人は、皆釘付けになります。
参拝客は「福(お金)が身に付くように」という願掛けの意味から、大マグロに硬貨を貼り付けていきます。
巨大な魚体にビッシリと硬貨が貼りつく様は、十日戎でしか見られないユニークな光景。
参拝客の想いと、大マグロが織りなす光景は、この時期の風物詩として楽しまれています。
宵戎を終え、今年1年の想いを胸に
参拝を終え、我々が大鳥居を再びくぐる頃にも、まだまだ多くの参拝客が列を作り、商売繁盛を願う姿が見られます。
この日はまだ宵戎です。
ここから本戎、残り福と続く尼崎えびす神社の十日戎は、さらなる盛り上がりを見せていきます。
尼崎えびす神社は、全国的に見れば名のある神社ではありませんが、地元の人々にとっては無くてはならない大切な神社です。
多くの人で賑わうこの空間は、地域の繁栄と人々の繋がりを感じさせてくれます。
この1年も商売繁盛を願いながら、また来年、この場所に戻ってくる日を楽しみにしています。