マンボウトンネル-西宮にある日本一低いトンネル-

HEDGE武庫之荘店から自転車で約8分程度の所にある西宮市甲子園口のトンネル、通称「マンボウトンネル」は日本で最も低いトンネルとして有名です。

このトンネル、元々は用水路として使われていたものですが、後に利便性から人々が通れるトンネルに整備され、現在の形となりました。

マンボウトンネルの名称の由来には諸説ありますが、炭鉱の公道をさす「間歩」(まんぼ)や、オランダ語で短いトンネルを意味する「マンプウ」などが有力なようです。

このマンボウトンネルの他に、西宮市にはあと二か所マンボウトンネルと呼ばれる低いトンネルが存在しますが、最も低いのは甲子園口のトンネルです。

工房スタッフがトンネルの横に立ってみました。

比較してみるとどれだけ低いトンネルかがよく分かります。

実際に通ってみました

実際に通ってみるとこんな感じです。

大人であれば直立での通過は不可能で、腰を曲げながら通り切る必要があります。

横幅も人が一人通れる程度なので、トンネルに入る前には反対側の出口に利用者がいないかの確認が必須です。

基本的には先にトンネルに進入していた人が優先されますが、トンネルを出た際にはお互いに一言気遣いの言葉をかけあっていました。

こんなに低いトンネルだとほとんど利用されないんじゃないかと思っていましたが、撮影していたほんの数分の間にも5、6人の方がマンボウトンネルを利用していました。

確かにこのトンネルを使わずに反対側に行くには甲子園口の駅まで行くか、300メートルほど西にある地下道を通る必要があり、目的地によっては数百メートルの短縮につながることを考えると、腰を折ってでも通る価値のあるトンネルだと言えます。

マンボウトンネルは一見するととても不便なトンネルに思えますが、周辺住民にとっては生活に欠かせない重要なトンネルです。

ご興味のある方は一度経験として通ってみてはいかがでしょうか。

通る際は腰を曲げる必要があるので、腰の悪い方はお気を付けください。